子供の数がどんどん減って、少子化が進んでいます。
このままいけば10年後には総人口も減り始める社会になります。
1年間に生まれてくる子どもの数は、昭和40年代後半には200万人前後でした。それが今では120万人を割り込むまでに子どもの数が減り続け、少子化が進んでいます。
1人の女性が一生の間に生む子ども数の平均(合計特殊出生率)が2.08人を下回れば、やがては総人口が減少すると言われています。平成8年の合計特殊出生率は1.43人で2.08人を大きく下回っています。
日本 | アメリカ | イギリス | フランス | ドイツ | イタリア | スウェーデン | ノルウェー | デンマーク | |
1950年 | 3.65 | 3.02 | 2.19 | 2.92 | 2.05 (1951) | 2.52 | 2.32 | 2.53 | 2.58 |
1980年 | 1.75 | 1.84 | 1.89 | 1.99 | 1.46 | 1.61 | 1.68 | 1.73 | 2.53 |
現在 | 1.43 (1996) | 2.02 (1995) | 1.69 (1995) | 1.70 (1995) | 1.24 (1994) | 1.26 (1994) | 1.74 (1995) | 1.87 (1995) | 1.81 (1994) |
1950年以降の最低合計特殊出生率 | 1.42 (1995) | 1.77 (1976) | 1.69 (1995) | 1.65 (1994) | 1.24 (1994) | 1.26 (1994) | 1.60 (1978) | 1.66 (1983) | 1.38 (1983) |
(注)イギリスは1984年まではイングランド・ウェールズの数値、ドイツは1991年までは西ドイツの数値 資料:「人口動態推計」厚生省大臣官房統計情報部、"Demographic Yearbook"UK.等による。
生まれてくる子どもの数が減少し続ける結果、我が国の総人口は2007年を頂点に減少に転じ、その後も減少していく人口減少社会になると予測されています。
2050年には1億人、2100年には6700万人まで減少すると見込まれています。
そして今の出生率が続くと仮定して単純計算をすると、1000年後の人口はほとんどゼロに近付きます。