現在の御茶ノ水界隈
江戸神田は近代日本西洋医学発祥の地とされます。即ち、安政4年(1857年)に江戸神田お玉ヶ池に“種痘館”が建てられ、文久元年(1861年)には“西洋医学所”と改められました。この西洋医学所が今日の東大医学部へと発展したのです。
明治時代になって神田地区は、駿河台を中心に専門病院が次々と開設され、日本の専門科診療のメッカの様相を呈していました。
内科の杏雲堂医院(開設明治14年)、眼科の済安堂医院(明治14年)、瀬川小児科病院(明治38年)、浜田産婦人科病院(明治39年)などが古く、神田川を渡った本郷区には、外科の順天堂医院が活動していました。
このように隆盛な医療事情のもと、明治18年(1885年)、内務省令によって上記の専門病院医師に加えて、下町庶民に親しまれた町医者も参加して『神田区医師会』が創立され、初代会長に、杏雲堂院長 佐々木東洋氏が就任しました。
その後の激動の時代を経て、終戦後、麹町医師会と合併し千代田区医師会となりましたが、昭和30年10月再び袂を分かち、千代田区の半分を占める現在の神田医師会となりました。
現在の『神田医師会』は
で構成され
という独特な地域社会の中で活動しています。
また、
などを実施し、地域の疾病予防、健康増進の実をあげ、さらに『皆さんの健康と医療』を発行、 住民の方々の健康維持の一助となっているものと自負しております。(2009.4)
神田医師会は、平成27年をもって創立130周年を迎えております。
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