「神田医師会」は明治18年、当時の東京府神田区で生まれました。戦後、麹町区と合併して千代田区になると同時に「千代田区医師会」となりましたが、その後、昭和30年に独立して「社団法人神田医師会」を設立、平成25年に「公益社団法人神田医師会」となり現在に至ります。
千代田区神田は、学校や病院が立ち並ぶ駿河台、書店、スポーツ用品店や各種飲食店がひしめく神保町、昔は電気街、今やサブカルチャーの聖地となった秋葉原など、多種多様な文化が織り交ざった町です。
また、江戸三大祭りで有名な神田明神をはじめとして、太田姫稲荷神社、三崎稲荷神社などがあります。
わたしは神田に生まれ、医家三代目を継承しましたが、神田医師会には地元に根付いた二代目、三代目の先生が多く、氏神さまの祭礼の際には地域の方々の健康を祈念し、白衣から法被に衣替え、神輿を担いでおります。
神田医師会の会員数は209名(令和3年7月現在)、7つの病院と100の診療所で成り立っています。会員相互の研鑽、親睦のみならず、地域の方々にとりまして、健康で過ごしやすい千代田区となりますよう、勉強会や相談会、予防接種などの疾病予防、衛生活動も行っています。
また、大震災やパンデミックな感染症などの災害に対しても、行政の協力を得て備えを行っております。
現在の区の人口は6万7千人、通勤通学の方々の昼間人口は約85万人といわれ、昼夜の人口差もとても大きい区です。区民のみならず、千代田区に通われる方々の様々なニーズにお応えできるよう努力しております。医療や介護などでお困りになった際には、医師会内の医療機関や医師会にお問い合わせ下さい。
公益社団法人 神田医師会
会長 遠藤 素夫